メダカ鍋
猫鍋がかつて人気になりましたが、私は今、メダカ鍋を作ろうとしています。
動物を飼うのが好きな私は、猫や小鳥、熱帯魚を飼ったことがあります。小学生の頃は、コオロギ、ヒヨコ、トカゲ、亀、ザリガニなど手当たり次第飼育したものですが、数年前に飼っていた猫が死んでからは何もいなくなりました。
だから最近のメダカブームに触発されて、水鉢をビオトープにしたいと思っていました。少数のメダカだとヒーター、エアーレーション、濾過器など面倒な装置も必要がないので手軽に飼えるからです。
先日、嫁さんが押し入れを片付けていて、昔使っていた大きな土鍋が出てきました。子供たちが独立して夫婦二人になってからは、大き過ぎて使わなくなっていたものです。
それを見てふと思いついた私は、「捨てる」という嫁さんに、「ちょっと待って。それでメダカを飼う」と言いました。
「え?土鍋で?」「そう、メダカ鍋」。というわけで早速、熱帯魚飼育の道具一式を引っ張り出し、流木と石と砂利を用意しました。
そして近所の公園の隅っこに生えている苔を採取してきました。その苔を土鍋の縁に、一部2cmほど残して切れ目なく置き、その切れ目の前に石を置いて塞ぎ、砂利で浅瀬を作ります。これは排水路です。
満水にするとこの切れ目から溢れた水が排水されるのです。前の石と砂利の浅瀬が邪魔してメダカは流れません。
底に砂利を入れ、流木をビオトープらしく配置し、砂利の浅瀬に観葉植物を少し切って植え込んで完成です。水や苔などの植物が落ち着くのを待って、メダカを入れてやればメダカ鍋が出来上がります。
メダカは、近くのペットショップで、食肉魚の餌として売られている1匹45円のを5匹ほどで十分です。あ、そうそう、水中のゴミや藻を掃除してくれるヌマエビも忘れてはいけませんね。
後の世話は、2~3日に一回、水を適度を溢れさせて水質を保全するだけで、極簡単。・・の筈なのですが、計算通りいきますかどうか。